多治見市新町にお住まいのお客様より

「最近の大雨で屋上から水が染み出してきているようで、部屋の天井にシミが出てしまった」

とご相談をいただきました。

以前から防水層の劣化は気になっていたものの、大掛かりな工事になるのではと不安を抱え、なかなか依頼できなかったとのことです。

現地調査の結果、既存の防水層が膨らみやひび割れを起こしており、雨水が内部に入り込むリスクが高い状態でした。

お客様の「費用を抑えながらも確実に雨漏りを止めたい」というご要望に合わせ、ウレタン塗膜防水による改修工事をご提案しました。

課題と診断結果

• 防水層に膨れとクラック（細かいひび割れ）が発生

• 下地に水分が残っており、放置するとさらに膨張・剥離の恐れあり

• このままでは雨漏りが悪化し、下地コンクリートや建物全体の劣化につながるリスク

提案内容と施工方法

今回の現場では、通気緩衝工法を採用しました。
これは、下地に残った水分を逃がしながら新しい防水層を作る工法で、長持ちさせたい場合に有効です。

• 高圧洗浄で表面の汚れやコケを徹底除去

• 下地処理と膨れ部分の撤去

• 通気緩衝シート（湿気を逃がすシート）を全面に貼り付け

• 立ち上がり部には補強メッシュを設置

• ウレタン塗膜を3層に分けて塗布し、防水層を形成

• 最後にトップコートを塗り、紫外線による劣化を防止

施工の流れ

高圧洗浄と下地処理

汚れやコケを取り除き、膨れを撤去して下地を整えます。

通気緩衝シートの設置

湿気を逃がしながら新しい防水層を作れるよう準備します。

ウレタン塗膜の塗布作業
3回に分けて重ね塗りし、厚みを確保しました。

トップコート仕上げ

紫外線対策も施し、防水層の寿命を延ばします。

お客様の声

工事完了後にお客様からは「これで雨漏りの心配がなくなり、安心して暮らせるようになった」と嬉しいお言葉をいただきました。

見た目も明るく綺麗になり、屋上を有効活用できるようになったとのことです。

専門家としてのアドバイス

屋上やベランダは、紫外線や雨風を直接受けるため、防水層の劣化が最も早く進行する場所です。

「膨れ」「ひび割れ」「色あせ」が見られるときは、防水性能が低下しているサイン。

放置すると雨漏りや建物内部の腐食に直結します。

築10年を過ぎたら、定期的な点検を行い、早めに補修することが大切です。

「天井にシミがある」「ベランダや屋上に水が溜まりやすい」など少しでも気になる症状があれば、すぐにご相談ください。

成田屋根工事店では、防水工事・屋根修理・雨漏り診断まで幅広く対応しております。

 まとめ

今回の多治見市新町での施工では、通気緩衝シートを活用したウレタン塗膜防水工事を行い、雨漏りの根本原因を解消しました。

防水工事は見た目以上に下地処理が重要であり、早めの対応が住まいを守るカギとなります。

屋根や防水の劣化を感じたら、まずは点検だけでもご相談ください。

早期対応が安心とコスト削減につながります。

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