可児市桜ヶ丘で雨漏りの現地調査!スレート屋根のヒビ割れと塗膜劣化による浸水リスクを確認

☔ 雨漏りの原因を探る現地調査スタート
可児市桜ヶ丘のお客様から
「1階の天井に雨染みが出てきた」
とお問い合わせをいただき、屋根の現地調査に伺いました。
築年数は約25年。
屋根材はスレート瓦(薄いセメント系の軽量屋根材)が使用されており、外観は一見問題なさそうに見えましたが、ドローンで全体を確認すると、雨漏りの原因となる複数の劣化箇所が確認できました。
【ヒビ割れ発見】
スレート表面にひび割れ(クラック)が数か所確認できました。
ひび割れは経年劣化や温度変化による伸縮で起こり、放置するとそこから雨水が浸入して、防水シート(ルーフィング)を傷めてしまいます。
特に今回のように1階で雨漏りが確認された場合、屋根内部で雨水が毛細管現象(細い隙間に水が入り込む現象)を起こして、下層に広がっているケースが多いです。
【全体的に塗膜の劣化進行】
屋根全体が白っぽく色あせており、塗膜がほとんど機能していません。
スレート屋根は、表面の塗膜が雨水の吸収を防ぐ役割を果たしています。
その塗膜が失われると、スレート自体が水を吸い込み膨張→乾燥→収縮を繰り返すことで、割れや反りが進行してしまいます。
つまり「見た目の色あせ」は、実は内部劣化が進んでいるサインでもあるのです。
【棟板金の浮き・サビ・凹み確認】
屋根の頂上部分にある棟板金(むねばんきん:屋根材の継ぎ目を覆う金属部品)に浮きとサビを確認しました。
固定している釘が緩み、風で少しずつ持ち上げられている状態です。
このまま放置すると、台風や強風時に板金が飛ばされる恐れもあります。
また、浮いた隙間から雨水が侵入し、下地の木材(貫板)が腐食してしまうケースも多いです。
【コケ・汚れの付着】
屋根の端や北面を中心に、コケや汚れの付着が目立ちました。
コケは見た目の問題だけでなく、屋根表面に常に水分を保持するため、乾きにくく、劣化を早める原因となります。
また、雨水の排水経路を塞いでしまい、毛細管現象を助長して雨漏りを引き起こすことも。
屋根清掃や再塗装で早めに対策することが大切です。
【屋根全体に色あせあり】
全体を俯瞰すると、部分的に色ムラが強く出ています。
これは紫外線による塗膜の分解と、雨だれによる水分吸収の差が原因です。
屋根の状態を均一に保つためには、再塗装による保護層の再生が有効。
塗料の種類によっては、今後10年以上の耐久性を確保することも可能です。
💡 専門家としての見解と注意点
今回の雨漏りの原因は「ヒビ割れ+棟板金の浮き+塗膜劣化」の複合的な要因と考えられます。
特にスレート屋根は軽量で施工しやすい反面、防水性が塗膜に依存しているため、定期的なメンテナンスを怠ると一気に劣化が進みます。
また、ヒビの下に水が回ると、見えない場所で木材が腐食し、将来的に屋根の葺き替えや下地交換が必要になることも。
🛠️ 今回の提案内容
お客様には、次のような内容でご提案しました。
-
屋根全体の高圧洗浄+スレート補修(ヒビ補修材でシーリング)
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棟板金の釘抜き→ビス固定+貫板の交換
-
屋根全体の遮熱・防水塗装仕上げ(シリコン樹脂系塗料)
- カバー工事
これにより、雨漏りの再発を防ぎ、屋根の寿命を20年以上延ばすことが可能です。
「葺き替えまではしたくないけど、しっかり直したい」というお客様のご希望にも合致した内容です。
雨漏りは“屋根からのサイン”です
1階に雨染みが出たときには、すでに屋根の防水層は限界を迎えている可能性があります。
「ちょっとしたヒビだから」
「まだ大丈夫」
と思っていても、雨水はわずかな隙間からでも侵入します。
放置すればするほど、修繕範囲も費用も大きくなります。
屋根は見えない場所だからこそ、定期的な点検と早めの対応が安心につながります。
可児市周辺で同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
お客様の生活に寄り添い、無理のない最善の方法をご提案いたします。
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少しでも不安なことがあれば、ぜひご一報ください!