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2025.10.27

【多治見市北丘町】築30年以上の陶器瓦屋根に棟瓦のズレ・漆喰剥がれ・雨樋劣化を確認

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一部で瓦のずれが発生し、隙間が目視できる。

築30年以上の陶器瓦屋根をドローンで確認しました

多治見市北丘町の住宅で、築30年以上が経過した陶器瓦屋根の点検を行いました。

「築年数も経ってきたので、一度屋根の状態を確認しておきたい」というご相談です。

陶器瓦は耐久性が高く、長く使える屋根材として知られています。しかし、瓦そのものが丈夫でも、屋根全体が何十年もメンテナンス不要というわけではありません。

今回はドローンを使用して屋根全体を確認したところ、瓦表面の黒ずみやコケだけでなく、棟瓦や漆喰、雨樋など複数の箇所に経年劣化が見つかりました。

 

屋根の頂上にある棟瓦にズレと漆喰の剥がれ

棟瓦のつなぎ目に白い漆喰が剥がれ、隙間ができている様子。

特に気になったのが、棟(むね:屋根の一番高い部分)です。

棟瓦のつなぎ目では、瓦を支える漆喰(しっくい:瓦の隙間を埋めて内部を保護する材料)が剥がれ、一部に隙間ができていました。

築30年以上になると、長年の雨風や気温変化の影響を受け、漆喰が少しずつ痩せたり剥がれたりすることがあります。

さらに棟瓦にはズレや浮きも確認されました。

このまま劣化が進むと、強風で棟瓦が動きやすくなり、台風などをきっかけにズレが大きくなったり、最悪の場合には瓦が落下したりする可能性があります。

 

瓦の上に落下した破片を確認

屋根上の瓦に小さな破片が乗っており、周囲の瓦にズレが見られる。

 

瓦のズレと隙間を確認

一部で瓦のずれが発生し、隙間が目視できる。

 

下屋根の全体にコケや黒ずみが広がる状態

多治見市北丘町の住宅下屋根。瓦の表面に黒い汚れやコケが見られる。

屋根面には欠けた瓦や瓦のズレ、破片の落下も見つかりました。

瓦が少しズレただけでも、重なり部分に隙間ができると雨水が入り込みやすくなります。

通常、瓦の下にはルーフィングと呼ばれる防水シートがあり、すぐに室内へ雨漏りするわけではありません。

しかし築年数が経過している住宅では、この防水シートも同じように古くなっている可能性があります。

「瓦だからまだ大丈夫」と外側だけで判断せず、瓦・漆喰・棟・防水層を屋根全体として考えることが大切です。

また、下屋根ではコケや黒ずみも広がっていました。

コケがあるから直ちに雨漏りするわけではありませんが、日当たりや水はけなど、屋根の状態を知る一つの目安になります。

 

雨樋の状態について

雨樋が途中で切れており、縦樋への接続がないため雨水が直接落ちてしまう状態。雨押さえ板金の端部が浮き、コーキングが劣化している状態。

今回は屋根だけでなく、雨樋にも気になる箇所がありました。

軒先の角部分で雨樋が途中で途切れており、雨水を地面方向へ流す縦樋(たてどい)へ正常につながっていない状態でした。

この状態では、大雨の際に屋根から集まった雨水が適切に排水されず、途中から直接落下してしまいます。

雨水が同じ場所へ繰り返し落ち続けると、外壁や基礎まわりへの水はね、汚れなどにつながることもあります。

さらに、屋根と外壁の取り合い部分にある雨押さえ板金にも浮きがあり、シーリング(隙間から水が入らないようにする防水材)の切れや剥がれが確認できました。

屋根だけを直しても、雨水の出口である雨樋に問題が残っていては安心できません。

 

既存の陶器瓦を活かした部分修繕をご提案

今回の状態では、すぐに屋根全体を新しくするのではなく、現在使用している陶器瓦を活かしながら、傷んでいる部分を重点的に修繕する方法をご提案しました。

棟部分は、棟瓦を一度取り外して組み直す棟瓦の積み替えを行い、傷んだ固定部分や漆喰を整えます。

欠けたり割れたりしている瓦については状態に合わせて交換し、瓦のズレも調整します。

雨樋についても、継ぎ手部分の接続状態を確認し、必要に応じて縦樋や接続部材を取り付け、屋根からの雨水が正しく排水される状態へ戻していきます。

大切なのは、傷んだ部分だけを見るのではなく「なぜ傷んだのか」まで確認することです。

築年数による固定材や漆喰の劣化なのか、風の影響なのか、雨水の流れに問題があるのかによって、必要な修理内容は変わってきます。

 

 

 
 

築30年以上の瓦屋根は「瓦以外」の点検も大切です

今回、多治見市北丘町で築30年以上の陶器瓦屋根を確認したところ、棟瓦のズレ、漆喰の剥がれ、瓦の欠けやズレ、コケ・黒ずみ、雨樋の接続不良、板金部分のシーリング劣化などが見つかりました。

陶器瓦は非常に丈夫な屋根材なので、「瓦が割れていなければまだ大丈夫」と思われる方も少なくありません。

ところが実際の屋根では、瓦より先に漆喰・固定材・防水シート・板金・雨樋などが傷んでくることがあります。

こうした小さな劣化を放置し、台風や大雨をきっかけに棟瓦が大きくズレたり、雨水が屋根内部へ入り込んだりすると、部分修理では済まなくなる場合もあります。

反対に、今回のように雨漏りが起きる前に状態を把握できれば、既存の瓦を活かしながら必要な場所を修繕できる可能性があります。

「築30年以上だけど、一度も屋根を詳しく見てもらっていない」
「瓦が少しズレているように見える」
「漆喰の白いかけらが庭に落ちていた」
「雨樋から変な場所へ水が落ちている」

そんな変化があれば、屋根からのメンテナンスサインかもしれません。

 

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