今回お問い合わせいただいたお客様は、「棟のラインが以前より波打って見える気がする…」と不安を感じ、
成田屋根工事店へ点検をご依頼くださいました。

屋根のてっぺん部分である棟は、雨風を最も受ける場所。
長年の風雨によって内部の土が崩れたり、瓦が緩んだりしやすい部分です。

棟瓦のゆがみは、見た目だけの問題ではなく、雨漏り・崩落・内部腐食につながる屋根の重大サインです。
放置すると被害が広がり、工事費用も大きくなるため早めの点検と補修がとても大切です。

施工前：棟全体の歪み・沈み込みを確認

施工前の棟瓦は、全体的に波打ち、銅線の緩みと瓦の沈み込みが見られる状態。

棟が一直線ではなく、左右に揺れるように歪んでおり、瓦同士のかみ合わせも甘くなっていました。
強風時には棟瓦が落下する危険もある状態です。

棟瓦を順に取り外し、内部を確認。

古い土を撤去し、新しい土台を整形

瓦をめくると、表面の汚れだけでなく “構造的な劣化” が進んでいました。

内部の葺き土（ふきつち＝瓦を支える土）が水分を吸ってボロボロに。
棟瓦を支えるための強度が大きく落ちていることがはっきり確認できました。

棟積み替え工事では “内部の土台から完全再構築” することで、長持ちする強い棟を作り上げます。

新しい漆喰を詰めて棟の芯づくり

漆喰は乾くと固く締まり、棟瓦の座りを安定させる“骨組み”の役割を果たします。
また、内部に水が入り込まないよう、防水層としての役割も非常に重要です。

棟瓦を美しく積み直し

水平や通り（まっすぐのライン）を細かく調整しながら積んでいきます。
長さのある棟ほど職人の技術が光るポイントです✨

完成：重厚感ある和瓦の棟に復活

積み替え完了後の棟。均一な高さと美しい直線が出ている仕上がり写真。

施工前の歪みが嘘のようにまっすぐな棟に生まれ変わりました。
お客様からも「安心して年越しできる」と嬉しいお言葉をいただきました😊

◆まとめ

棟瓦は屋根の中でもとくに雨風の影響を受けやすく、内部の土が崩れたり、漆喰が剥がれてくると棟全体が沈んでしまいます。
今回のように見た目の歪みが出ている場合、内部では相当劣化が進んでいることも多く早めの対応が必要です。

棟積み替え工事は、瓦を単に並べ直すだけでなく、内部の土台からすべて再構築するため耐久年数が大幅に向上します。
和瓦の性能を長く保つためにも、気になる症状があればぜひ成田屋根工事店へご相談ください✨
地域密着で、迅速・丁寧に点検いたします！

屋根のプロが、最適な施工をご提案！

成田屋根工事店は、ただ「屋根を修理する会社」ではありません。

私たちは、屋根の寿命を延ばし、住まいを守るための最適な方法を考えるプロ集団です。

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